Discography

現場で歌い続けてきたTuneもある5曲入りのEP。
しっとりと歌い上げるloversもあれば、
がっつり刺しにくるkill tuneもあり。
「100万回いきたねこ」などは
絵本からインスピレーションを受けており、
自身の経験や人生と重ね合わせて制作した
エピソードがあり。
是非生きづらさを感じている人々へ
届いて欲しい一枚である。

前作のEPから一年が経ち、
変わり出した自分を表現したのがこの「me」だ。
今回は奈良のアーティスト「SAN KOPPE」を迎え
一曲目から最後のエンドロールまで
ドラマ仕立ての作品になっている。
特に4曲目の「西病棟二階」は
ちーかまんが介護職時代に経験した
老人との出会いから別れを曲にしている。

このミニアルバムの名前の通り、
耳から処方するお薬をコンセプトにした一枚。
世間の風当たりが強い状況下にいる人々、
自身の思いをひたすらにそして前向きにシャウトしている。
“錠剤の形をしたハート”はまさに
この薬がないと心が形を保てないを上手く表現している。

静かに語りかけるように始まる、
優しい印象の「しんぐるべっど」
これまた一つの“ちーかまん節”。
この曲でもお馴染みの“失恋”を用いているのだが、
ここでは一人称ながらも“自分たち”という
“1人だけの想いを綴ったものではないところ”に、
いつもとは少し違う、俯瞰した視点と
ちーかまん自身の心の成長を読み取ることが出来る一曲。

人間関係に疲れた人に聞いてほしい一曲。
聴く短編小説のようなポエトリーリーディングで
田舎暮らしの1人の女性を描いた物語になっている。

「努力しなきゃ何も変わんない」
をメッセージに込めた渾身の一曲。
サビは洒落たポップスで終わらせないサービス＆実験精神。
ギターの「違和感」と一瞬の「合致感」がとにかく素晴らしい
2オケ同時進行とも聴けるconscious Tuneだ。

「腫れた瞼で明日も頑張るあなたへ」
そんなストレス社会に疲れた人々に向けた
ちーかまんからの応援歌。